「Bardをどう使ってる?」Google調査

2022年末にChatGPTが登場して以来、生成AI(ジェネレーティブAI)がイッキに盛り上がりましたが、皆さん活用していますか?
かくいう私も、どう使えばいいのやらって感じで、実際のところあまり利用できていませんでした。
それでもいつの間にやら、いろいろ進化しサービスも増えてきています。
これ以上、疎かにしているとイザというときに完全に乗り遅れてしまいそう!
そんな危機感と、自分への戒めも込めてAI関連の記事を久々に更新します。

で、私のように「何に使えば?」ということで、Googleが同社の開発した生成AIである「Bard」の2023年の活用方法トップ10を公表していますので、紹介します。
bard

2023 年の Bard 活用方法トップ 10を発表

「生成AIを日常的に使っている」という人が何に使っているのかがわかり、自分で利用する際のヒントにもなると思います。

Bard 活用方法トップ 10
1位 事実に関する調べもの
2位 専門的なトピックの相談
3位 プログラミング
4位 翻訳
5位 文章の編集
6位 雑談・おしゃべり
7位 新たな見解を得る
8位 要点をまとめる
9位 言葉を調べる
10位 文章を完成させる

1位 事実に関する調べもの

Googleブログにも記載されていますが、上位の活用法は「情報収集」です。
ちなみに1位の「事実に関する調べ物」であれば、Microsoftのbingと同じ用にChromeのGoogle検索結果にbardを表示することもできます。設定方法は以下をご確認ください。
「Chromeの検索結果にBardを表示する」

私も検索結果に表示するようにしています。ザッと概要を見て、満足のいく情報であればサイトを開かずとも情報を確認できるので、とたも効率的です。
もちろん検索結果も生成AIの下に表示されるので、もっと情報を知りたいときは検索結果から他のサイトをチェックしたりもできます。

2位 専門的なトピックの相談

例としてブログに掲載されている「セキュリティ対策を強化したいのですが、どのような対策をすればよいでしょうか?」をGoogle検索してみましたが、こちらは検索結果に生成AIの表示ができませんでしたのでBardに聞いてみた結果が以下の通りです。※画像をクリックするとBardが表示されます。

画像も表示されていて以前より見やすくなりましたね。

3位 プログラミング

例文にあった「音声ファイルを MP3 形式に変換するための Python のコードを作成して」の結果は以下のとおり。
プログラミングはよくわからないのでちんぷんかんぷんですが…。

4位 翻訳

面白いなと思ったのが、「『帯に短したすきに長し』を中国語と韓国語で 3 つずつ例をだして翻訳して」というもの。単なる翻訳ソフトだとけっこう手間のかかりそうな内容ですが、生成Aiならものの数秒で以下のように回答してくれます。

5位 文章の編集

自分で書いたメールやブログ記事を
①全体的な流れや言い回しの修正
「文章の流れや構成を修正/分かりやすくしてほしい」や「表現を自然にして」など
②ビジネスシーンなどの状況に併せた文章作成
要点だけ書いて、「仕事の取引先に送る丁寧なビジネスメールにして」と依頼することもできます。
例えば、以下のように書いてbardに文章を作成してもらいました。

以下を仕事の取引先に送る丁寧なビジネスメールにして「明日の10時に伺います。契約に関する書類を持っていきます。よろしくおねがいします。」

ちなみに、下までスクロールして「共有」アイコンをクリック→「Gmailで下書きを作成」をクリックすると、上の文章が書かれた状態でGmailが立ち上がりますので、そのまま下書きとして使用することができて便利です。


※個人的にはGmailの中に、この機能が組み込まれてくれれば、返信するときなども便利だと思うのですが、セキュリティ面で少しハードルがあるのかもしれません。

6位 雑談・おしゃべり

単に個人的なつぶやきや会話を楽しむだけでなく、「久しぶりに会う友達と英語で話すための練習相手になって」など実用的な活用方法もあります。他にも例えば、明日は役員に新製品のプレゼンがあるので「気難しいA取締役、何でも否定するB取締役、決断力に欠けるC取締役」など役割を与えてシミュレーションしてみるのもいいかもしれませんね。

7 位 新たな見解を得る

ブログでは、「カツ丼は卵とじかソース派か」や「2つのグループに分けてディベートして、たいやきは頭から食べるか尻尾から食べるか?」
という2つの例が記載されています。企画やアイデアを評価してもらったり、アイデアを出してもらったりなどにも使えそうです。

8 位 「要点をまとめる」

例としては、文章を貼り付けて「下記の文章をまとめて」とすることもできますが、

「URLを入力して要約や質問の回答も」の中でも紹介しているとおり、URLを貼り付けて「以下を要約して」と依頼すればわかりやすくまとめてくれたり、内容について質問すると回答してくれます。

9 位 言葉を調べる

例として上がっていたのは「七転び八起きの他の言い方教えて」や「インターネット上でコンピューターやサーバーなどの IT リソースを提供するサービスをなんと呼ぶ」など、検索よりも質問の仕方が話し言葉で直感的に調べられるので便利かなと思いました。

ちなみに、こんな質問をしてみました。

10位 文章を完成させる

例にあった、「お世話になった先生に年賀状を書いてます。続きを考えてください。- 昨年もお世話になりました。同窓会で久しぶりにお会いできて、嬉しかったです。今年は…」の文章を実際にBardに完成してもらいました。

もっと固い表現やくだけた表現など、回答は複数選べる点も便利ですね。

いかがでしょう? よく活用されている10個のなかで、自分でも使ってみたいものはありましたか?

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