高価な画像編集ソフトを使わなくても、Excelで写真をぼかせるんです
写真を撮ってをブログやInstagramにアップしているという人も多いでしょう。
しかし、撮影した街の風景写真を気軽にアップしたばかりに、肖像権や著作権違反で訴えられるというケースもあります。
出版の世界でも、かつては「拾い写真」といって、街の風景写真に始まり、疲れてベンチに腰掛けるサラリーマンの写真や手をつないで歩くカップルの写真などをカメラマンに依頼して撮ってもらい、雑誌にそのまま掲載していたこともありました。
いまでは、肖像権の問題でとてもそんな写真は掲載できないのですが……。
同様に、個人で撮影したものだからといって、赤の他人が写った写真をブログやInstagramに勝手にアップのはNG。万が一写っている本人が訴えれば肖像権違反となります。
そんなとき、EXCELの機能を使ってモザイク(正確には「ぼかし」)を入れることもできます。
手順は以下の通り、とても簡単なので覚えておきましょう。
画像の選択から「ぼかす」までの2ステップ
ぼかしを入れる方法は、「画像の選択」→「アート効果」の活用というたったの2ステップです。
【ステップ1】ぼかしを入れる画像を選ぶ
まず画像をEXCELにアップします。写真をアップするには、Excelを開いて「挿入」タブをクリック。
さらに、「画像」をクリックして、「このディバイスから」をクリックします。
「ピクチャー」フォルダが開きますので、切り抜く写真を選択します。もし、ピクチャーフォルダに対象となる写真を入れていない場合はフォルダの左に表にPC内のさまざまなフォルダが表示されるので、その中から探しましょう。
ちなみに、事前にピクチャフォルダに写真を入れておくと便利です。
【ステップ2】ぼかしを入れるには「アート効果」を使う
画像を1回クリックして、上に表示される「図の形成」をクリック。
「アート効果」をクリックするといくつか画像編集のパターンが表示されます。
そのなかに、画像のぼかしがあるので、クリックします。
たったこれだけで、画像全体にぼかしを入れることができます。
ぼかしをもっと強くしてみる
とりあえず、これで画像をぼかすことができましたが、まだぼかし方が甘く元画像がはっきり見えてしまうという場合、もう少しぼかしを強くしてみましょう。
先ほどと同様の手順で「画像をクリック」→「図の形成」→「アート効果」→「ぼかし」とクリックしていきます。
さらに「アート効果のオプション」が下の方にあるのでクリック。
すると「図の書式設定」というのがでてきますので、
下の方にある「アート効果」「半径」で「10」になっている数字を上げます。
ちなみに、「30」にすると以下のような感じです。
これで完成!
パソコンに保存するには、画像を右クリックして「図として保存」をクリックします。
保存した写真は「ピクチャ」フォルダ内にダウンロードされます。
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