文字起こしという付帯業務から開放されたい!
取材やインタビュー、あるいは会議の際に録音した音声データなど、仕事の一環として文字起こが必要な場面はけっこうあります。
でも、文字起こしってメイン業務というよりは、付帯業務という印象が強いもの。
もっと効率化できれば、その分メイン業務に時間をかけたり注力することができます。
例えば、1時間の音声データの文字起こしを「1時間でできる」人はそう多くないでしょう。
前に戻って聞き直したりを繰り返し、だいたい3時間くらいはかかってしまうのではないでしょうか?
超ざっくりと計算すると、時給1500円のバイトなら3時間で4500円、月10本の文字起こし作業があれば30時間、4万5000円という時間とコストが付帯業務である文字起こしにかかっているわけです。
ここで紹介する【Notta】 (ノッタ)は、そんな悩みを解決してくれる自動文字起こしサービスです。
では早速、機能や使い方、料金、そして法人・個人で使うメリットやデメリットなどについて解説していきます。
多機能なAI文字起こしサービスのnottaとは?
Notta (ノッタ)は、AI音声認識による文字起こしサービスです。
現在までに累積ユーザー数200万人以上、導入企業700社以上で利用されています。
※2023年11月1日時点のデータです。
nottaの主な機能や特徴は以下のとおりです。
対面での会議や取材で音声を自動文字起こし
iPhone、Androidなどのスマホ、WindowsやMacなどのパソコンで直接録音しながらリアルタイムで自動文字起こしができます。また、ICレコーダー等で録音した音声ファイル(mp3など)をインポートして文字起こしすることも可能です。
web会議やWeb取材中にリアルタイムで文字起こし
ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsのウェブミーティング中にリアルタイムで自動文字起こしができます。取材中にメモを取る必要がなく、相手の話の内容に集中でき、かつ取材や会議が終了すると、同時に文字起こしや議事録がほぼ完成した状態になります。
1時間の音声文字起こしが、たったの5分で完了
音声ファイルをインポートして文字起こしする場合、たったの5分で文字起こしが完了します。
つまり、文字起こしにかけていた時間は3時間(180分)→5分*1、コストは4500円→67円*2と大幅に削減が可能です。
また法人で、これまで文字起こしや議事録の作成を外注していたような場合、専門家に文字起こしを依頼すると2万円ほどかかりますが、同様に67円*2ですんでしまうわけですから、大幅なコスト削減につながります。
*1 AIで文字起こしした内容は完璧ではないので、確認と編集作業のための時間は別途必要です。
*2 月額2,000円のプレミアムプランを選んだ場合。
このように、文字起こしに使っていた時間を大幅に削減し、人件費や外注費などのコストを大幅にダウンできるわけです。
nottaの自動文字起こしの精度は98%
文字起こしの精度は98%と高く、信頼感があります。ただし、発言者の声が小さかったり、滑舌が悪い、あるいは周囲に雑音が多いいなど、録音環境によっては精度が落ちることがあります。
また、専門用語や新語は認識できないこともありますが、単語を辞書登録することもできます。
nottaの機能などをざっくり知りたい方は、以下のYou Tube動画がわかりやすいです。
セキュリティの高さから多くの法人でも利用
東京大学、新潮社、九州朝日放送などの様々な企業・団体で30万人の利用実績があります。
音声認識可能な言語は104語
日本語以外にも、英語やドイツ語、フランス語など104語の音声を認識して文字起こしが可能です。その他の言語は以下を参照してください。
リアルタイムでテキスト化した言語を翻訳
企業のグローバル化が進むなかで、外国人のスタッフや取引先とのコミュニケーション、会議などにもnottaを使うこともできます。
パソコンやスマホのアプリを使ってリアルタイムで文字起こした外国語のテキストを数秒から数分で翻訳することができます。
同時通訳…とまではいかないまでも、グローバルな環境のなかでコミュニケーションに苦労している人や、もっとスムーズに会話をしたいと考えている人には、心強い味方です。
対応する言語は中国語、英語、韓国語など42言語です。詳細は以下をご参照ください。
もちろん、インポートした外国語の音声ファイルの文字起こしと翻訳も可能です。
無料版は使える? 各プランの気になる料金と機能を比較
ここからは料金プランを見ていきましょう。nottaには個人向けに「フリー」と「プレミアム」、法人向けには「ビジネス」「エンタープライズ」の4つのプランがあります。
まずは、個人向けのプランからご紹介します。
個人で使える「フリー(無料)」と「プレミアム」を比較
フリープランとプレミアムプランは、いずれも1ユーザーのみ使用できるプランです。つまり、テレワーク、リモートワーク、在宅勤務している人や記者、ライター、インタビュアー、ブロガーなどが対象です。
まずは無料で試してみたいなら「フリー」プラン |
個人で本格的に文字起こしをしたいなら「プレミアム」プラン |
料金 無料 利用可能ユーザー数 1名 利用時間 2時間(120分、月) |
料金 1200円(月)※年総額1万4400円、12カ月一括払い 利用可能ユーザー数 1名 利用時間 30時間(1800分、月) |
機能(できること) 1回につき3~5分文字起こし 文字起こし言語104言語 リアルタイム録音文字起こし 音声・動画ファイルの文字起こし Web会議の文字起こし 文字起こしデータの確認・編集・共有 デバイス間のデータ同期 画面収録Beta 話者識別 |
機能(できること) ※以下は無料版にない機能 |
無料プランは1回3~5分の音声
上の比較表のとおり、無料のプランは「1回につき3~5分の文字起こしが可能」となっています。
つまり「無料でしばらく使ってみよう」というよりは、あくまでも、文字起こしの精度や機能を「試してみる」ためのプラン。フリーのまま実際の業務で使うことは難しいと思いますので注意しましょう。
また、フリープランを登録する際、クレジットカードの登録は不要な点は安心感があるので、とりあえず使ってみることがおすすめです。
プレミアムプランは月額1,200円で30時間利用できる
一方のプレミアムプランは、個人で使うには十分な機能が備わっています。
30時間(1,800分)/月という利用時間も十分といえるでしょう。
また、単に文字が起こせるだけでなく、会議や取材の内容を要約したり、単語登録や話者名を設定できる点も、文字起こし後の修正や編集作業の効率をアップしてくれます。
【利用者の声】notta「プレミアムプラン」の評判は?
法人で使うなら安全性の高い「ビジネス」か「エンタープライズ」
「プレミアム」のセキュリティ | 「ビジネス」のセキュリティ |
SSL暗号化 | SSL暗号化 外部共有の制限 ユーザーロールと権限 利用状況レポート セキュリティ認証レポート IPアドレス制限 |
21名以上なら「エンタープライズプラン」も
また、ビジネスプランは2~20名が使用でき(使用するユーザー数によって料金は異なります)、データの共有や共同作業ができる点も、プレミアムプランよりも法人には向いていると思います。
小規模チームで共同作業をするなら「ビジネス」プラン | 中規模以上の企業なら「エンタープライズ」プラン |
料金 6210円(月)~※2ユーザーの場合、年総額7万4520円、12カ月一括払い 利用可能ユーザー数 2~20名 利用時間 40~200時間(2400~1万2000分、月) |
料金 要相談 |
機能(できること) Web会議の録画 |
機能(できること) ※ビジネスプランにはない機能 |
企業の場合は、何と言っても文字起こしや議事録作成の負担とコストを大幅に軽減できることのメリットは大きいでしょう。
※1.年間1000会議でnottaを使用した削減効果、会議1回あたり1時間を想定。
※2.notta調べ。顧客インタビューから得られた情報。
参照:「notta公式ホームーページ」より
お客様に安心してNottaを利用いただけるよう、情報管理体制の構築やセキュリティ監査など、様々な角度から細心の注意を払ってサービスを提供しています。また、お客様のデータに関する権利を重視し、データの所有権や管理権はお客様に帰属するという認識で、業界トップクラスのコンプライアンス監査体制を整備しています。
参照:「Notta公式ホームページ」より
先に、プレミアムよりもビジネスプランのほうがセキュリティが強固だと言いましたが、エンタープライズ版ではセキュリティサービスが以下のとおり追加されてれいます。さらに強固なセキュリティになっています。
東京大学、新潮社といった団体や大手企業が導入するのも納得です。
AI学習なし
SAMLシングルサインオン(SSO)
New
操作ログ
専用サポートデスク
【利用者の声】nottaビジネスプランの評判は?
nottaで文字起こしをするための3つの方法
nottaは、スマホやタブレット、PC、ICレコーダー(録音してファイルをインポート)など、さまざまなデバイスで利用することができます。
スマホやタブレットで録音&文字起こし
1つめは、スマホやタブレットで使用する場合。以下からアプリをインストールします。
インストールしたアプリを開き、マイクアイコンをタップすれば録音と文字起こしがスタートします。
パソコンでnottaを使用するにはGoogleChromeのブラウザが必要
パソコンで使用する場合は、ブラウザのGoogle Chrome(クローム)を使用します。Windowsに標準搭載されているMicrosoft EdgeやMacのSafariといったブラウザでは使用できません。パ
ソコンにChromeが入ってない人は、以下からインストールしてください。
Google Chromeのインストールはこちら
nottaのGoogle Chromeの拡張機能でさらに便利に
またNottaは、Google Chromeの拡張機能も提供しています。
サイトの右の「Chromeに追加」をクリックし、「拡張機能を追加」をクリックすると拡張機能が追加されます。
パソコンで使う場合、nottaのGoogle Chromeの拡張機能をインストールしておくと、以下のようなこともできます。
①ウェブ会議(Zoom, Google Meet, Microsoft Teams など)で、リアルタイムに文字起こしをすることができます。
②YouTubeやニコニコ動画などをChrome(ブラウザ)で再生すると、音声コンテンツの自動文字起こしができます。ほかにも、Spotifyやポッドキャスト、ライブストリームなどの文字起こしもできます。
mp3などの音声ファイルや動画ファイルをインポートして文字起こし
スマホやパソコンのマイクから文字起こしをするだけでなく、音声や動画ファイルをインポートして文字起こしもできます。ICレコーダーで録音した音声ファイルや、過去に録音して文字起こしがまだ完了していない音声ファイルもテキスト化が可能です。同時に複数の音声ファイルをインポートすることも可能です。
対応するファイルは以下のとおり。
音声ファイル:WAV、MP3、M4A、CAF、AIFF
動画ファイル:AVI、RMVB、FLV、MP4、MOV、WMV
まとめ
グリム童話の「小人の靴屋」のように、親切に業務を手助けしてくれるのが、【Notta】 の魅力です。
多機能な【Notta】 のAI文字起こしサービスの使い方や料金、評判などを紹介してきましたがいかがでしょう?
子どもの頃に読んだグリム童話『小人の靴屋』みたいに、寝ている間に文字起こししてくれる親切な小人はいないものかと、よく仲間と話したもんです。
AIはそんなおとぎ話の世界を現実にしてくれました。文字起こしという業務を素早く、正確に、しかも文句も言わずに作業してくれます。
個人にとってはタイパ、法人にとってはコスパに優れた【Notta】。業務を効率化したい個人やフリーランス、高性能なツールを低コストでお手軽に導入したい企業にもおすすめしたいサービスです。
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