ライターなどの執筆業に限らず、パソコンでブログに記事を書いたり、SNSに投稿している人も多いでしょう。
もちろんWindowsもMacも標準で日本語入力機能はありますが、人の目に触れる記事、公開するテキストを書くなら「Google日本語入力」をパソコンにインストールして使うのがおすすめです。
標準の日本語入力機能に比べて多機能で使いやすいうえ、無料で使うことができます。
「Google日本語入力」のメリットとして一般的に言われているのは以下の4つです。
①固有名詞でも一発変換できる
②入力ミスをしても正しい表記の候補が表示される
③今日の日付が変換で出てくる
④テキスト上でも計算できる
しかし、たとえ②~④の機能がなくても、①の機能が優秀というだけで「Google日本語入力」は使う価値は多いにありだと思っています。
①タイトルの答えは「人名を正確に変換してくれる」から
以下はWindows標準の「MS-IME」と「Google日本語入力」で著名人の名前を入力したものの比較です。
入力文字 | MS-IME | Google日本語入力 | Google日本語入力(2回変換) |
おおさかなおみ | 大阪直美 | 大坂なおみ | |
すがよしひで | 菅義偉 | 菅義偉 | |
にかいとしひろ | 二回敏宏 | 二階俊博 | |
ぱりすひるとん | パリスヒルトン | パリス・ヒルトン | Paris Hilton |
びりーじょえる | ビリージョエル | ビリー・ジョエル | Billy Joel |
なでしこじゃぱん | 撫子ジャパン | なでしこジャパン | |
みーしゃ | ミーシャ | MISIA | |
おおたにしょうへい | 大谷翔平 | 大谷翔平 |
という感じで、Google日本語入力では、Google検索で生成されたビッグデータを使ってネット上から自動的に辞書を生成しています。だから、人名も比較的正確に変換してくれるわけです。
何度も変換し直したり、姓と名で分けていちいち変換したり、外国人名を入力するときに半角英数字に切り替えたりといった手間もなく、効率的に文章を作ることができるというわけです。
Google 日本語入力のダウンロードはこちらから
②入力ミスをしても正しい表記の候補が表示される
続いての理由は、②入力ミスをしても正しい表記の候補が表示されること。
例えば、ローマ字入力で
「こんにちは」=konnnitiha
と入力しますが、nが3つも続くので、つい「n×3」ではなく「n×2」で打ってしまうことがあります。
本来なら「こんいちは」となってしまうところ、変換をキーを押すと「こんにちは」と変換してくれます。
③「今日」の「日付」が変換で出てくる
「きょう」→「2021/08/31」
「いま」→「20:49」
「ことし」→「令和3年」
「あさって」→「2021年9月2日」
という感じで日付や時刻まで変換で表示されます。
④テキスト上でも計算できる
「1+1=」→「2」
「20/58+6=」→「38」 ちなみに、パソコンで「*」は掛ける、「/」は割るという意味です。
こんなふうに記事を書いているときに、ちょっと計算が必要になったときに、そのまま計算式を入力すれば、電卓代わりに計算してくれるんです。
[Z]+○でさまざな記号が表示される(ショートカット機能)
他にも、使える様々な変換機能を紹介します。
→矢印を出すときに、いちいち「やじるし」と入力して、何回も変換しなくても4つのショートカットを覚えれば簡単に表示できます。
いずれも、先に[Z]を押すのが基本。
「←」zh
「↓」zj
「↑」zk
「→」zl
キーボードを見ると、左から右へ「H」「J」「K」「L」と並んでいるのがわかると思います。
つまり、「Z」を押してから、H「←」J「↓」K「↑」L「→」となっているわけです。
ほかに、「…」は「てん」や「さんてん」で変換することが多いと思いますが、
z。と入力すれば「…」が出てきます。
以下は、MS-IMEでも使える機能ですが、知らない人もいると思うのでついでにご紹介。
カタカナ英語も欧文に変換
人名のところでも紹介しましたが、全てではありませんが、多少はカタカナも英語に変換してくれます。
例えば、
「さんでー」→「SUNDAY」
「まんでー」→「MONDAY」
「ふらいでー」→「FRIDAY」
「さたでー」→「SATURDAY」
郵便番号を入力すると住所が表示される
「100-0004」→「東京都千代田区大手町」
という感じです。
このように、「Google 日本語入力」で記事を書くことで、ざまざまなストレスを低減できるわけです。
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