「文字起こし」もAIで劇的進化! 2024年版
「LINE CLOVA Note(ライン・クローバ・ノート)」に続いて、「AutoMemo(オートメモ)」を紹介します。
AutoMemo(オートメモ)公式サイト
パソコン用ソフトウエアやハードウエアの企画・開発・販売を行うソースネクストのサービスです。ソースネクストといえば、セキュリティソフトの「ZERO ウイルスセキュリティ」やAI翻訳機の「ポケトーク」などが有名ですね。
録音は専門のボイスレコーダーやスマホのアプリから
AutoMemo(オートメモ)の最大の特徴は、専用のボイスレコーダーがある点です。「ICレコーダーを持っていない」もしくは「買い替えを考えている」ような人やスマホの録音機能を使っているが、少し不便だと感じているような人なら、購入を検討してもいいかもしれません。
端末については後述します。
もちろん、専用端末がなくてもAI文字起こしは利用できます。方法としては、スマホに専用アプリを入れて録音から文字起こしまで完結できます。また、ICレコーダーで録音したファイルをアップロードすれば音声データからも文字起こしが可能です。
利用料金は少し微妙か?
気になる利用料金ですが、個人向けのプランには「お試しプラン」があり、1カ月1時間は無料で試用することもできます。こちらは毎月1時間まで無料でりようできます。実際のところ、仕事で使うのに1時間のみというのは足りませんので、ちゃんと使っていくには以下のプランに加入する必要があります。
・月額プラン…1480円(/月)初月は無料
・年額プラン…1万2800円(/年)
いずれも月に30時間まで使用可能。ただし余った時間の分は翌月に持ち越すことはできません。
ほかにもチャージして使う買い切りのプランというものもあります。
・10時間チャージ…1980円
・50時間チャージ…9900円
ただし、180日間という有効期間があって、期間をすぎるとなくなってしまいます。
サブスク系の定額プランが余った時間分、翌日に持ち越せなかったり、買い切りプランに有効期間あったりなどは、正直イマイチ使い勝手が悪い印象です。
ちなみに、先ほどの専用端末を購入した場合も別途、音声文字起こしのプランの申し込みが必要です。
※端末購入時に、何時間分かチャージされているものもあります。
文字起こし正解率98.9%!
※同社HPより
OpenAIが発表した音声認識モデル「Whisper」を使用しているとのこと。実際にお試しでICレコーダーで録音したファイルを文字起こししてみましたが、確かに精度はとても高いように感じました。
また、専用端末等で録音したデータはWi-Fiのある環境でクラウド上にアップされてから文字起こしをするため、リアルタイムでの文字起こしはできません。
編集機能なども標準搭載
話者を自動で判別したり、テキストをPCのブラウザ上で編集することも可能。ダウンロードは音声ファイルとテキストのみ。また録音データを分割したり不要な部分をカットすることもできます。
まとめ
・対応端末…PC(Windows、Mac)、スマホ(Android、iPhone)
・アカウント登録…必要(Google、Windows、Apple等)
・料金…サブスクのプランと買い切りプランあり
・音声データ…可(ファイル形式:mp3・aac等)
・アップロード制限…なし(各プラン分)
・音声認識エンジン…Whisper(OpenAI)
・対応言語…日本語、英語など72言語に対応
・録音機能…有り(スマホと専用端末)
・録音時間制限…なし(各プラン分)
・編集機能…あり
・リアルタイム文字起こし…不可
専用ボイスレコーダーについて。
現在(2024年1月)発売されている専用のボイスレコーダーは「オートメモR」「オートメモS」の2つ。
スリムでICレコーダーっぽいのが「オートメモR」
昔のiPodのようなデザインのほうが「オートメモS」
比較表は以下のとおり。
※AutoMemoホームページより
オートメモRのほうがお値段がお安くなっています。
Rのほうにない機能としては、
・端末のディスプレイ上での文字起こしの確認や操作
・Bluetooth
くらいでしょうか。
逆に待機状態でのバッテリー持続時間が1カ月(Sのほうは120時間)と長いのは、「充電し忘れた!」という心配も減っていいですね。個人的には安価なRのほうがお勧めです!
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