テレワーカー必須の防災グッズです
1月1日の「能登半島地震」で幕を開けた2024年。
8月8日には、宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震を受けて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。
今回は何事もなく警報は解除されましたが、南海トラフ巨大地震が起きる確率は今後30年以内に70%~80%もあり、いつ大規模地震が起きてもおかしくないことは言うまでもありません。
また、都市伝説(オカルト)的ではありますが、2025年7月に大災害を予想(予言?)する人もいたりして……。(7月5日の4時18分と日時まで限定している人もいます)
「信じるか信じないかはあなた次第!」的な話ではありますが、テレワークで自宅にいることの多い身としましては、地震や台風などへの備えはきちんとしておかなければ! と改めて思った次第です。
そんなとき、11月5日に放送された「マツコの知らない世界」(TBS系)で、防災グッズが紹介されていました。かなり本格的(?)なものばかりですが、放送を見逃した方、あるいは「見たけど、商品名を忘れてしまった」という人、そして僕自身の備忘録として、番組で紹介されていた防災グッズをご紹介します。
1.「非常用浄水器 コッくん飲めるゾウRO」
まずは、自宅での避難生活に欠かせない飲料水の確保。地震で水道水が止まってしまった場合、まずはペットボトルなどを事前に用意しておくことは基本として、こんなのもあると便利かもしれません。
何でも、農薬やヒ素などの毒物も除去できる非常用浄水器なんだそう。個人でそんな毒物が入った水を浄化する機会はないとは思いますが、お風呂の残り湯なんかでも、安心して飲料水として再利用できます。
ただ、番組ではコーヒーを水に浄水していましたが、マツコさんが「じゃっかんコーヒーの匂いがする」とコメントしていました。水自体は安心でも、お風呂のお湯を使う場合、匂いが残るとしたら少し心配ですね。
1人1日3リットルの水が必要なんだそうで(食事に含まれる量も加算)、命に関わる水の確保を考えてみてはいかがでしょう?
また、番組の後半では、12年という長期間の保存が可能な「水の架け橋」という商品も紹介されていました。
2.ポータブル電源「Anker solix C1000」
続いてはポータブル電源です。防災用に加え、アウトドア(キャンプ)ブームもありましたから、ポータブル電源市場は急激に伸びているそうで、年平均成長率は5.1%なんだそう。
以下の通り、様々なメーカーからポートブル電源が発売されています。
メーカー名 | 特徴 |
Jackery(ジャクリ) | アメリカで設立されたポータブル電源専門のメーカーで、特にキャンプや災害時に役立つ製品を提供しています。デザインが特徴的で、使いやすさが評価されています。 |
EcoFlow(エコフロー) | 高性能なポータブル電源を製造しており、特に急速充電機能が優れていることで知られています。アウトドア活動や非常用電源として人気があります。 |
Anker(アンカー) | 主にモバイルバッテリーで知られるブランドですが、ポータブル電源のラインアップも充実しています。信頼性が高く、コストパフォーマンスに優れた製品を提供しています。 |
BLUETTI(ブルーティ) | 大容量のポータブル電源を提供しており、特に災害対策用としての需要が高まっています。多様なモデルがあり、用途に応じた選択が可能です。 |
JVCケンウッド | 日本のメーカーで、ポータブル電源の製造も行っています。特に災害時の備えとしての製品が注目されています。 |
「マツコの知らない世界」で紹介されていたのはAnker製の「solix C1000」という商品。
特徴は以下のとおり
①100%満充電まで58分(急速充電時、通常モードでは約90分)
②定格は家庭用コンセントと同じ安心の1500W。さらに独自技術SurgePad?により消費電力2000Wまでの家電に複数同時給電可能
③電源コンセントがない場所でもソーラーパネルで充電可能(最短2時間)
④100%満充電で保管可能
など。
特に、個人的に魅力的だったのが④。通常のポータブル電源は60~80%での保管を推奨していますが、100%満充電での保管可能です。つまり、普段からコンセントに指しっぱなしにして、家電などを接続したまま使うことも出来ます。
また、さらに大容量の「アンカーsolixF3800 portable PowerStation」は、合計最大5000Wを誇る出力で、消費電力の大きな家電にも同時に複数給電が可能です。200V出力にも対応しているため、一般的な家電だけでなく大型エアコン、大型電動工具、溶接機、電気炉など業務用の高電圧機器にも電力を供給できるパワフルさを備えています。また、100Vコンセントと200Vコンセントを同時に使用することも可能です。
持ち運び可能なソーラーパネル「アンカーsolixPS100 portable Solar Panel」も紹介されていました。
3.防災リュック「アイリスオーヤマ 防災リュック」
続いて防災リュックはアイリスオーヤマ製のもの。中身は細かく初回されていませんでしたしたが、内容は以下のとおり。
番組の中でイチオシだったのが、エアベッド。万一、避難所生活を余儀なくされた場合、固くて冷たい床の上でなく、厚さ22cmという極厚のエアベッドが防災リュックに入っています。
4.津波救命艇シェルター「+CAL(タスカル)」
南海トラフ地震が発生した場合、沿岸近くだろ静岡県では最短2分で1メートル以上の津波が到達する可能性があります。
和歌山県では3分、高知県では5分と見積もられています。津波の恐ろしさはご存知のとおり、地震の揺れが続く中、避難タワーなど高台への避難が難しい場合、津波救命艇シェルターという手もあります。
番組で紹介されていたのは、株式会社ミズノマリン製の津波救命艇シェルター「+CAL(タスカル)」。
高波で横転しても船体が自然復帰するセルフライティング構造や、船体に大きなダメージを受け、万が一完全に進水しても沈まない不沈構造は全てSOLAS(海上人命安全条約)のルールで定められた安全性で、当社の津波救命シェルターはそれらの条件を忠実に実現しています。
4人乗り、8人乗り、25人乗りの3タイプがあります。
5.防災食-賞味期限25年の「サバイバルフーズ」
株式会社 セイエンタプライズの「サバイバルフーズ・チキンカレー」。
同社の高度なフリーズドライ加工により、食品の形状や味、匂い、栄養バランスを保持したまま水分だけを極限にまで除去しています。フリーズドライされた料理の水分は1~5%、水分活性はAw0.1~0.5と微生物を含むあらゆる生物が増殖できないほど低い状態となります。
また、フリーズドライされた食品は、内外をコーティングされた特製のスチール缶に脱酸素剤と一緒に充填され、缶蓋をしっかりと二重巻締めするため、缶の外の酸素や水分から隔離され安定した状態におかれます。したがって、腐らず、酸化しないので25年の保存が可能というわけです。(同社ホームページより)
番組内では、防災食の「ローリングストック」についてもサラッと触れていました。
ローリングストックとは、普段の生活で使用する食料や日用品を多めに買い置きし、消費した分を買い足すことで、常に新しいものが備蓄されている状態を保つ災害用備蓄の考え方です。
ローリングストックのメリットは、災害時に普段から食べ慣れた食品や好みの食べ物を用意しておくことで、安心感につながることです。
また、乳幼児や高齢者、疾患を抱えた人などに向けた特別な食事も多めに備蓄しておくことで、いざというときに慌てなくて済むというものです。
でも、賞味期限25年なら、ローリングストックさえ必要ないですね。
他に、防災食として紹介されていたのは以下の通りです。
・味の素「具たっぷり味噌汁 なす」(フリーズドライ)
6.フェーズフリー! 日常使いできる防災グッズ
フェーズフリーとは、日常時と非常時を区別せず、いつでも利用できるモノやサービス、アイデアをデザインしようという考え方です。防災の専門家である佐藤唯行氏が2014年に提唱した概念で、「備えない防災」とも呼ばれます。
番組の最後には、そんなフェーズフリー商品が紹介されていました。
備蓄スペースがあるソファー「LS-900」(プラス株式会社)
防災グッズや備蓄用の水や食料で一番困るのが、その保管場所。
そんな悩みを解決してくれるのがこのソファーです。確かに大型のソファーやベッドの下はデッドスペースになりがちです。
狭い中で、こうしたスペースを有効活用できる点はいいですね。
「バケツにもなる撥水バッグ」(株式会社三和製作所)
これは、なかなかのアイデア商品だと思いました。災害時に水道が止まってしまった場合、給水車から水を運ぶときに便利。
超撥水生地を表と裏の両面に使用しているので、普段使いの際も激しい雨で雨でバッグの中身が濡れる心配あありません。ただ、トートバッグよりも、リュック型のほうが重い水を運びやすい気もしました。
停電時に自動でライトが付く非常灯
夜に地震などによって停電してしまった際、真っ暗な中を移動するのはとても危険です。停電を感知して自動で電機が点灯する2つを紹介。
停電を感知して自動で点灯するICを搭載しており、ネット環境不要、オフラインで音声による電球の操作ができます。
普段は声だけ操作ができる便利なLED電球として使用ができ、災害などの緊急時には大容量の内蔵バッテリーによって非常灯として大活躍します。また、救難コールやSOS光信号を発するといった、オリジナルの防災機能を備えています。
停電発生時には、電球に内蔵されたICが感知して自動で点灯します。電球にバッテリーを内蔵していて、最大で12時間の連続点灯が可能。さらには電球を取り外した状態でも点灯したまま、持ち運びも可能です。
また、AI音声認知モジュールもついていて、声でライトのオン・オフの操作や救難コール、SOS光信号を発することもできます。
コンセントに差し込んでおけば、停電時に自動で点灯する非常灯です。この手の非常灯はけっこう種類もありますが、この商品はコンセント差し込み口が3個ついているので、普段使いにも便利だと感じました。
「SONAENO防災ライトルームシューズ」(株式会社ドリーム)
足の先端部分が光るルームシューズです。シューズを履く(踏む)と自然とライトが点灯するので、深夜にトイレに起きることの多いシニア世代なら普段使いに便利。
また、就寝時の大地震に備えて寝室に靴を置いておくという人もいます。これは、地震でガラスが割れたり、食器棚が倒れて床に破片が飛び散ったりすることもあり、裸足で移動するのは危険なため。
SONAENO防災ライトルームシューズは、靴底に踏み抜き防止素材が入っているため、危険物から足をしっかりと守ります。さらに、足先上部には保護するための硬い素材が入っていて、まさに室内用の安全靴といった感じです。
エアコンやファンヒーターが主流ですが、冬の寒い時期に災害によって電気やガスといったライフラインがストップしてしまうと、これらの暖房器具は使えません。
そこで、普段お鍋なんかで活躍しているカセットガスをそのまま暖房器具に使えるのがこの商品。電源も不要で天板でお湯を沸かすこともできるので、いざというときのために1つ持っておくと便利ですね。
持ち運べる電子レンジ「WILLCOOK HO-ON Ⅱ」(株式会社WILLTEX)
「マツコの知らない世界」では、電子レンジ的な言い方をされていましたが、マイクロ波は出ませんので、正確には保温や温め機能のあるバッグですね。
レトルト食材を20分で温めることができます。ペットボトルのお茶なども、55℃を2時間以上キープすることが可能です。
普段、お弁当などを持っていくなら、温かいまま食べられて便利ですね。
以上です。いかがでしょう? 必要と思うものがあれば、万一に備えて準備しておきましょう。
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