10万字の原稿を執筆する際も便利な行数設定の方法です
単行本など書籍を執筆する際に、1ページの行数を固定してページ番号を表示する方法です。
1行の文字数を指定
まず、1行の文字数の指定方法はこちらで解説しています。
こちらは雑誌なので1行を20字で指定しています(秀丸上は「40」)が、単行本は38字なので、倍の「76」で指定します。
1ページの行数を指定
上の「その他」から「ファイルのタイプ別設定」をクリック。
左の「設定の対象」の欄にある
「デザイン」の「+」をクリックすると出てくる「表示」をクリック。
右の「ページ番号表示」にチェックを入れます。
1ページの行数が15行なので、15という数字を入れます。
「OK」ボタンを押すと、以下のように15行ごとに「P1」{P2」「P3」……とページ番号が入ります。
縦書きで表示する
縦書きで表示する方法はこちらを参考にしてください。
設定を保存する
設定を保存するには以下を参考に。
出版社から単行本の執筆を依頼される際、ざっくりと10万字程度で言われるケースもあります。
しかし、ビジネス書などの実用書の場合は、だいたいトータルのページ数と章立て、各章に入る節が決まっています。
例えば、トータルのページ数が224ページで(基本的に16の倍数がトータルページになります)、目次や各章の扉、参考資料や奥付などを除くいた本文は200ページくらいになります。
章立ては、4~5章というのが多いでしょうか。
さらに、各章に5~6本の節が入るというのが一般的です。
つまり、本文200ページの場合は、5章立ての場合、1章あたり40ページほどで、6節あれば6ページで1節というのがごくごく基本的な構成です。
原稿を書くときも、この1節6ページというのを基準にして書き進めています。
最近はゆったりとレイアウトを組みますので、1行38字程度で15行で1ページになるので、だいたい1ページ600字弱、3500字弱で1節(6ページ)になります。
秀丸を使って単行本を執筆する際、私は1ページの文字数と行数を固定しています。文字数でカウントするよりも行数でカウントしたほうが、改行の入れ具合とか、本文中に入れる見出しが、見開きの最後の行に入ってしまうなど、「変な位置」にならないよう調整するためです。
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